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日本人の「死生観」

人民網日本語版 2017年04月26日16:06

日本のある宗教についての調査では、「来世」について、日本人の29.5%が「信じる」、40%が「信じたい」と答え、信じると答えた人は若者のほうが多かった。その他、54%が「魂を信じる」と答え、「生きている人は、何らかの形で亡くなった人の世界とつながっている」ことを信じている人も全体の64.9%を占めた。第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」は、このような日本の文化を背景に制作され、公開と同時に社会の話題をさらい、当時最も人気の映画となった。(文:万景路。中文導報掲載)

「おくりびと」では、プロのチェロ奏者だった主人公の小林大悟がある日突然失業し、旅行代理店の求人だと思い込んで受けた面接に合格した結果、「おくりびと」になる。最初のうちは心理的に抵抗があったものの少しずつその仕事に慣れていく。しかし、家族に反対されるなどの挫折を味わい、頭を悩ます。最終的には、数多くの納棺をこなし、この仕事が神聖なものであることを悟り、一人前の納棺師となる。「おくりびと」は、「『死』というのは、遠い新しい場所に通じる扉にすぎない」という信念を伝えている。

これらを考えると、日本人は「生死」に直面しても、落着きと冷静さを保っており、ポジティブでユーモアある感情さえ現れることがわかる。このような特徴を聞くと、日本人にとっての「生死」とはなんなのか知りたくなってくる。


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